MEGA杯 決勝トーナメント準々決勝 ジョージさん
こんにちは、あっしゅです。
今回は決勝トーナメント準々決勝になります。
対戦相手はジョージさん。
ジョージさんの10パがこちら。
一応私のパートナーズはこちら。
ではジョージさん戦で使ったPTの個体詳細、そして採用意図について説明します。
特性: ふゆう
持ち物: こだわりメガネ
実数値: 199(252)-*-110-194(252)-111(4)-118
技構成: あくのはどう/りゅうせいぐん/とんぼがえり/だいちのちから
意図: 本構築のエース枠として採用。
にS種族値で負けているため、Sに努力値割く意味がなくHC特化調整に。
相手の以外に強く、基本的には絶対選出の予定。
HC特化の耐久型にすることで、持続的にサイクルを回せる調整を施した。
を選出できない時、後述する自由枠が苦手とするの炎技を受け切ってPP枯らしを狙う。
特性: すなおこし
持ち物: レッドカード
実数値: 215(252)-134(4)-138-*-136(252)-67
技構成: あくび/ふきとばし/なまける/ステルスロック
意図: 相手に「ちょうはつ」を打てる駒がいない事を逆手に取った型。
「の炎技を受けてからレッカ発動→確実にステロを踏ませる」
このプロセスを実現させるため、HD特化の調整にした。
とどちらでも受け切れるキラー。
特性: ちからずく
持ち物: ゴツゴツメット
実数値: 183(20)-190(236)-161(252)-*-85-45
技構成: ドレインパンチ/ちょうはつ/はたきおとす/マッハパンチ
意図: 相手のを絶対止めるマン。
S個体値0の最遅、かつB補正をかける事で
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相手のドレインパンチで先制→
(ゴツメダメージが入り、ドレパンのHP回復量↓↓)
その後こちらのドレインパンチ→
(必ず後攻なので、ドレパンで回復した相手のHPを根こそぎ持っていく)
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という循環を作り、ミラー対面のダメージレースに絶対負けない。
要するに『ミラーでも必ず勝てる型』を用意した。
特性: ふゆう
持ち物: オボンのみ
実数値: 225(236)-*-189(252)-95-153(20)-105
技構成: トリックルーム/つきのひかり/サイコショック/三日月の舞
意図: の「ゴツメ」をカモフラージュする役目。
主にや自由枠アタッカーを受けられるHBベース調整。
の「加速バトン」→エース登場!の流れを止めるために「トリックルーム」
今回はの型が特殊なので、確実に仕事できる「物理受け&トリル要因」として採用した。
ポリゴン2
特性: トレース
持ち物: しんかのきせき
実数値: 191(244)-*-110-127(12)-115-123(252)
意図: 相手のを絶対止めるマン。
vs のSラインにもよるが、基本的に
の流れでブレード状態になったを倒せる算段。
そして今回の自由枠は・・・・このポケモン。
特性: さいせいりょく
持ち物: くろいヘドロ
実数値: 221(252)-*-134(252)-127(12)-115-31
技構成: キノコのほうし/ギガドレイン/クリアスモッグ/こうごうせい
意図: こちらの10パに通りが良いの受け役
後ほど詳しく説明するが、とにかくこの2匹がキツい。
エースであるを通すために必要なクッションとして必要な様々な要素を兼ね備えたポケモンがだった。
しっかりS個体値0まで粘った。
個体詳細の紹介が終わったところで、次は考察プロセスの説明に移ります。
考察プロセス
まず私のパートナーズに通りが良くキツいのが
✞ガルクレセ✞ の組み合わせです。
予選で対戦したnekoてぃるさんと同様、最も警戒すべき並び。
MEGA杯 ボスゴドラブロック予選3試合目 nekoてぃるさん - アマージョ様で勝ちたい!
(それならもう一回同じ構築で挑めばいいじゃん!!!)
<きあいパンチZおりゃあぁぁぁぁぁ
と、最初は考えたものの・・・
ジョージさんのPTには障壁となるこのポケモンいました。
✞ マリルリ ✞ です。
実はウチの10パ・・・
に一度「はらだいこ」を積まれると、手も足も出ないんです...
加えての「剣舞バトン」も止まりません。
予選ブロックで対戦したこなぽけさん戦では対策として
MEGA杯 ボスゴドラブロック予選1試合目 こなぽけさん - アマージョ様で勝ちたい!
を自由枠として連れて行ったんですが、
今回はそう簡単にはいきません。なぜなら...
だと ✞ メガガルーラ ✞ に勝てないからです。
このジレンマ・・・まじで辛すぎる。
ということでと、この2体を対処するためには以下の要素4つが必要です。
①A↑↑の高火力を受けられるレベルで物理耐久が高い
② のメインウエポンである「みず」「フェアリー」を半減以下
③持続的なサイクルを回せる
④相手の積み起点にならない
①や②、③はともかく、意外と難しいのが④です。
クッション役として場に出たは良いものの、更に積まれて打ち負ける・・・
みたいな最悪のケースにはしたくないわけです。
この悩みをまとめて解決してくれたのが、今回の自由枠である
✞ モロバレル ✞ でした。
①いわずと知れた物理受けの「陰キャ」
②「くさ」「どく」という最強の受け
③の要素として特性「さいせいりょく」
④を満たす要素として
「キノコのほうし」そして「クリアスモッグ」がそれに該当します。
積んだ相手に「キノコのほうし」→「クリアスモッグ」をすることで
全てを無に帰す「最強のクッション枠」です。
仮にが特性「そうしょく」であった場合は、技スぺ的に
の「クリアスモッグ」かのゴリ押しのどちらかで処理できるので問題ありません。
これで最もキツいポケモンへの対策は以上です。
残すは
と、対策すべきポケモンはまだまだいるんですが・・・
正直言って、構築の相性が悪すぎて全てを対策することは不可能でした。
自由枠を想定しようにも、元の10パートナーズが相性良すぎて
自由枠無しの方が強いレベルでぶっ刺さるポケモンが多かったです。
という事で、本当はやりたくなかったんですが
今回は「決め打ち」の戦略で臨みました。
実況者大会でたまにみる 「~は切ります!」ってやつ、あれ【メタ】じゃなくて
「当たれば勝ちの宝くじ」戦法の運ゲーしてるだけやん・・・って思ってしまうんですが...
ジョージさんに関しては本当にどれだけ考えても全て対応しきれなかったので
メガ枠に関してはある程度「切る」考察を進めました。
: 85% : 14%
: 1%未満 : ≒0%
このくらいの比率で考えていました。
とにかく使わない理由が思い浮かばないので、ほぼその対策ぶっぱ。
は選出には入るけどほぼ見せポケ、最悪で対応できるぐらいの思考。
非メガ枠の考察は、ほぼとのサイクルで対処可能
対しては、はミラーで完封できる。
覚えてる限りの考察プロセスを並べ終わったので、当日の対戦までカット。
当日の試合レポート
選出画面がこちら。
相手の自由枠は・・・
ぁぁぁぁそっちですか…!!??
ぶっ刺さりの外してまで入れるって・・・
そんなにの欠伸ループ嫌ですかジョージさん・・・!???
てかそれよりもいないんかーーいwww
(この大会信用してない人多すぎないか………)
【選出】
まずは「ちょうはつ」打たれたら何もできないのにが来ちゃったから出せません。
も役割対象がいないのでお休みです。
・・・という具合で消去法で決まりました。
初手に抗えるを先発要員。
唯一に打点がある
よりは選出されそうな対策として連れてきたをラス1に控え、
の3匹で挑みます。
対するジョージさんの選出は・・・
選出時は絶望したけど、
サイクルの中で上手く合わせればいけるかもしれん・・・!
ジョージさん、対戦よろしくお願いします!
【T1】
こちらは初手 、相手は初手
不利なサイクルを強いられる事は百も承知。
その中でも「初手」は不意を突ける至高のタイミング。
弱者だからこそ選べる「特攻」の道・・・勝負を賭けて「りゅうせいぐん」から入ります。
相手は→に交換。
・・・まぁ安定択だよなぁ。やっぱり強い人はポケモン大事にしますね。
(ミストフィールド 1/5)
【T2】
に積まれると終わるので、深読みせずを出していく。
相手はに交換。
(ミストフィールド 2/5)
【T3】
こちらは→に交換。
相手は「シャドーボール」、が無傷で着地できたのは大きい。
(ミストフィールド 3/5)
【T4】
相手は「キングシールド」これは計算通り。
こちらは「みがわり」から入る。着々と考察通りの流れを作っていく。
(ミストフィールド 4/5)
【T5】
こちらのは「トリックルーム」、相手は「聖なる剣」でみがわりを破壊。
(トリックルーム 1/5)
(ミストフィールド 5/5 切れる)
【T6~8】
相手 は「聖なる剣」で削る、こちらのは念のため「みがわり」(トリル 2/5)
相手 は「聖なる剣」、こちらのは「じこさいせい」で体力回復(トリル 3/5)
相手 は...「どくどく」・・・!!!
このタイミングで打つとは思わなかった。
こちらのは事前考察通りに「イカサマ」を繰り出し・・・
相手を撃破!!!乱数っぽかったので、ここで落とせたのは非常にデカい!
(トリックルーム 4/5)
【T9】
相手は死に出しで→リザYにメガシンカ。
は「じこさいせい」、は「だいもんじ」で削っての残りHPは82→毒ダメで60に。
(トリックルームが切れる5/5、晴れターン1/5)
含めたサイクルを考えていたから「どく」の蓄積ダメが痛すぎる・・・
【T10】
の毒ダメリセット+「だいもんじ」を受けるため→に交換。
は「だいもんじ」、のHPは6割ほどで耐えt・・・
・・・・あっっ................ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!?????
・・・待ってこれマズいんじゃないの・・・???
晴れターン枯れ考慮で確定4発だったのに次受からないんですが????
(晴れターン2/5)
【T11】
相手は→に交換
こちらのは相手に一貫している「あくのはどう」を放つ。
相手のHPを1/5ほど削る。(ミストフィールド 1/5)(晴れターン3/5)
【T12】
相手は→に交換。こちらも→に交換。
意図→ やけどの蓄積ダメ軽減 + 晴れターン枯らしの為にの「トレース」が邪魔になるから→に交換した。
の「だいもんじ」でが落ちる。
(ミストフィールド 2/5)(晴れターン4/5)
【T13】
→交換を読んでを繰り出すが…
相手のが選択したのは「はねやすめ」
こちらのは「キノコのほうし」を当てる。
が「ねむり状態」に!!!!これはワンチャンスある!!!!!!!
(ミストフィールドが切れる 5/5)(晴れターン5/5) (ねむりターン 1/~5)
【T14】 この機を逃さまいと、こちらは→に交換。相手のは居座り。
(ねむりターン 2/5)
【T15】
相手は→に交換。
は「あくのはどう」、のHPを半分まで削る。
【T16】
相手のは安定で「ムーンフォース」を打つと予想し、こちらは→交換。
読み通りは「ムーンフォース」、できっちり受け切る。
【T17】
ここはを削るために弱点を突く「クリアスモッグ」を選択。
しかし相手は→に交換。
【T18】
相手のは眠りターン消費も兼ねて居座ると予想。
こちらは→に交換していきます。は居座り。
(ねむりターン 3/5)
【T19】
こちらはを削れる最大打点「りゅうせいぐん」を打つが
相手は→に交換。
【T20】
さて、このターンがこの対戦における最大のキーポイント。
に対する「あくのはどう」の与ダメージ量から、
相手にはが持ち物「こだわりメガネ」であることがバレているはず。
相手の安定行動は居座り「ムーンフォース」つっぱ・・・ではあるが
ここまでの対戦過程でジョージさんの行動を鑑みると、
ミストフィールドが切れた今、
こちらの→交換を読んで、→に交換できる読みの鋭いプレイヤーであることが伺える。
さあ...→に交換してを受けに行くか・・・
この容易な選択に→の読み交換で切り返してくるのか・・・
私が取った選択は・・・
歩を退くは悪しとなし、後手に回らば敗北を喫す。
幾度も峠を越えてきた、サザン使いの真骨頂。
やけどを負ったの命は長くはない...
ここは強気の択で一気に勝負をつけに行きます。
ジョージさんが→に交換する読みで
居座り ✞ りゅうせいぐん ✞ を選択!!!!!!
相手の行動は・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・ぁぁぁぁぁそうだよなぁぁぁぁあぁ。。。。。
・・・・・・・・ここでムーンフォース打てるのが強者ですよね、さすがです・・・・・
・・・・・・・・ここで諦めちゃダメだ・・・・・
・・・・・・よく考えろ、最後まで勝ち筋を追うのが私の使命。
相手のはに対して頑なに「だいもんじ」を打ち続けている。
「だいもんじ」の最大PP8という少なさを考えると、
仮に「エアスラッシュ」があれば、対面で一度は打ってもいいはず。
という事は・・・・・・・・
『に対して「だいもんじ」以外は有効打ないのでは・・・・・?』
【T21】
つまり「だいもんじ」のPPを枯らせば、
こちらので詰めるルートが僅かながら存在している。
この事実に気がついたからには「クリアスモッグ」で削りを入れ続ける他ない。
(ねむりターン 4/5)
【T22】
はまだ「ねむり状態」が解けていない。
は断固として「クリアスモッグ」を打ち続ける。
お、急所!!!!!!!!!!
これマジでワンチャンスあるぞ・・・・・!!!!!!!
(ねむりターン 5/5 最長眠りを引いていく)
【T23】
このターン、は確定で目を覚ましてくる。
よってが取る選択肢は「キノコのほうし」
仮に「だいもんじ」を外せば無償で眠りターン継続、
「はねやすめ」なら引き続き「クリアスモッグ」で削り続けるだけ。
なぁジョージさん・・・
貴方ここまで命中85%の「だいもんじ」を全部当てて
尚且つにやけどを負わす「10%」まで引いてますよね・・・???
じゃあ・・・・・
そろそろこっちに運の収束が来てもいい頃合いだよなぁ・・・???
なぁモロバレル・・・
普段は嫌われ者の受けループでしか使われないキミだけど・・・
いまこの瞬間、キミの事を「陰キャ」と呼ぶ人は誰1人いないだろう。
だって相性不利のに勝てるかもしれない「主人公」であり「エース」なんだから・・・
相手のが繰り出すは、命中率85%のハイリスク技 「だいもんじ」
を救いたい・・・・・・
頼む、避けろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ・・・・・・
・・・・・・・・・・これは、、、、仕方ない、、、、、、、
強敵相手に最後までよく頑張った、ありがとう…モロバレル。
ジョージさん、対戦ありがとうございました!!!!
強かったです!!!!!!
対戦のあとがたり
合計23ターンにも及ぶ長期戦をご覧いただき、誠にありがとうございます。
の毒ダメや、のやけどダメの計算など・・・・・
持ち時間90秒の中で考える事が非常に多く、ドッと疲れが溜まる試合でした。笑
当初の計画では、がを倒して数的有利を取り、
の2体で「だいもんじ」のPPを枯らしてで詰める予定でしたが、
①自由枠、および軸という考察外しから来る焦り
②の状態異常
③対面における行動
④対面における択
主にこの4点において一歩及ばず、順当に負けたなという感想です。
②はともかく、①③④は私自身の選択によって未来は変わったはず。
これはジョージさんのメタ張り、プレイングスキルが数枚上手だったとしか言いようがありません。
加えて敗因を挙げるならば、相手のを恐れすぎたことですかね・・・
普段私はetc...の所謂「ガルランド」の構築を使っているのですが
その影響で「これウチの10パで貫かれるやん」って考察段階で強く警戒してしまって・・・
それなのにジョージさん含め入りのプレイヤーと感想戦すると、あんまり信用されていないっていう...笑
たしかにメタゲームにおいてはって出しづらいのかなーって...うーん噛み合わなかったなぁ()
とはいえ、後から振り返るとジョージさんの10パってほとんどの参加者に対して有利な構築を作られていて
プレイングだけではなく、純粋にメタゲームの能力が高いなぁと感じました。
最初はボスゴドラブロックで負けたショウさんにリベンジできず、何てことしてくれたんだぁぁぁ!とか考えていましたが笑
ジョージさんとの対戦は私にとって今大会で最も熱く、楽しいポケモンバトルでした。
心から感謝申し上げます。
MEGA杯を終えて(読み飛ばしていいよ)
今回ジョージさんに敗北したことで、私は【ベスト8】という結果になりました。
いやー....正直本っっっっ当に悔しい。最後優勝してポケモンを終わらせたかった。
昔の自分を思い出すと大躍進の結果、でももっと上の世界を臨みたかった・・・
実況者大会を見てポケモンを始めたのがシーズン12。
始めて間もなく知り合ったりあちゃん
タイプ相性表を見ないと判別できないレベルで素人だった私に
一からポケモンを教えてくれて、フレ戦や構築相談にもたくさん付き合ってくれた。
おかげで飽き性の私が久しぶりにドハマりするコンテンツとして、ポケモンを楽しむようになりました。
そして、りあちゃんに紹介してもらった師匠のまるるさん
第5・6世代の元レート2100常連の強者、ガチ対戦の極意はすべてこの人から学んだと思います。(プレイングスキルとか諸々足りない部分だらけですが)
今回の10パに過去世代の雰囲気が漂っているのは、きっとまるるさんの影響だと思う。笑
8世代ではどういった形で活動するかわかりませんが、また第一線で戦闘狂やってる姿を観れたら嬉しいです。
こうしてポケモンのキャリアを重ね、引退を決める直前にこのMEGA杯への参加を推してくださった今大会主催のOuiジンさん
おかげでポケモン人生で最も楽しい3ヶ月を過ごすことが出来ました。誘ってくれて本当にありがとうございました。
ここには挙げきれないけど、他にもいろんな方々に支えてもらえて幸せだなと実感してます。
とりあえず記事を上げきることが目標だったので、これにてMEGA杯に関するブログは終了します。
閲覧数が落ちてきたら、公に明かすのが恥ずかしいエモいストーリーをちょくちょく編集で付け足していきます。
ここまで読んでくださった優しいあなた、大好きです。
今までありがとうございました、ポケモン楽しかったです。